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  1. 新宿区議会 1991-06-01
    06月25日-10号


    取得元: 新宿区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-13
    平成 3年  6月 定例会(第2回)平成三年第二回定例会会議録(第一日)第十号平成三年六月二十五日(火曜日)出席議員(四十四名) 一  番 山  添     巖  君  二  番 とよしま  正  雄  君 三  番 染  谷  正  明  君  四  番 小  畑  通  夫  君 五  番 野  口  史  章  君  六  番 や は ぎ  秀  雄  君 七  番 小  川  ゆ き お  君  八  番 小  野  き み 子  君 九  番 麻  生  輝  久  君  十  番 笹  本  弘  子  君 十 一番 池  上  ミ ユ キ  君  十 二番 根  本  二  郎  君 十 三番 羽  深  真  二  君  十 四番 平  光  レ イ 子  君 十 五番 加  藤  清  久  君  十 六番 甲  斐  勝  夫  君 十 七番 権  並     勇  君  十 八番 小  沢  弘 太 郎  君 十 九番 は そ べ     力  君  二 十番 長  森  孝  吉  君 二十一番 川  村  一  之  君  二十二番 山  田  敏  行  君 二十三番 久  保  合  介  君  二十四番 中  口  伊 佐 美  君 二十五番 小  倉  喜  文  君  二十六番 川  口  孝  七  君 二十七番 堀  内  芳  平  君  二十八番 内  田  幸  次  君 二十九番 長  崎  武  文  君  三 十番 下  村  得  治  君 三十一番 桑  原  春  三  君  三十二番 木  本  義  正  君 三十三番 田  中  のりひで  君  三十四番 笠  井  つ や 子  君 三十五番 大  山  と も 子  君  三十六番 雨  宮  武  彦  君 三十七番 新  井  康  文  君  三十八番 磯  部  芳  直  君 三十九番 馬  場  謹  爾  君  四 十番 内  田     武  君 四十一番 佐  藤  文  則  君  四十二番 松 ケ 谷  ま さ お  君 四十三番 川  合  幸  夫  君  四十四番 長 谷 川  順  一  君欠席議員(〇名)説明のため出席した者の職氏名 区     長  小野田   隆 君  助     役  安 藤 貞 男 君 助     役  志 萱 正 男 君  収  入  役  江 口 敏 夫 君 企 画 部 長  森 岡 泰 弘 君  総 務 部 長  濱 口 拓 雄 君 総  務  部  吉 野 道 雄 君  区 民 部 長  福 岡   厚 君 婦人青少年室長             保 険 障 害 厚 生 部 長  漆 原 順 一 君  福 祉 部 長  深 沢 暉一郎 君 衛 生 部 長  吉 岡   毅 君  環 境 部 長  座 間 勇 司 君 都市整備部長   岩 崎 正 實 君  土 木 部 長  高 橋 和 雄 君 建 築 部 長  山 本   武 君  企 画 課 長  清 水 久 雄 君 予 算 課 長  石 村 勲 由 君  総 務 課 長  愛 宕 昌 和 君 教育委員会               教育委員会事務局 教  育  長  蜂 谷 栄 治 君  次     長  井 上 正 信 君 監 査 事 務             選挙管理委員会 局     長  須 磨 洋次郎 君  事 務 局 長  渡 邊 祐次郎 君職務のため出席した議会事務局職員 局     長  山 田 外 彦 君  次     長  早 川   順 君 議 事 係 長  比江島 義 信 君  調 査 係 長  東風平 寅二郎 君 議 事 主 査  菊 池 宏 利 君  議 事 主 査  倉 持 重 男 君 議 事 主 査  今 川 耀 悦 君  議 事 主 査  高 橋 正 治 君 議 事 主 査  八 十 恒 人 君  書     記  正 井 秀 憲 君 速  記  士  八木下 厚 子 君         六月二十五日  議事日程日程第 一   第三十八号議案  東京都新宿区行政委員会の委員及び監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例日程第 二   第三十九号議案  東京都新宿区立新宿文化センター条例の一部を改正する条例日程第 三   第四十五号議案  東京都新宿区立早稲田小学校校庭及び東京都新宿区立早稲田幼稚園園庭整備工事請負契約日程第 四   第四十六号議案  東京都新宿区立東戸山小学校サッシ改修その他工事請負契約日程第 五   第四十七号議案  東京都新宿区立戸塚第一小学校校舎内部改修その他工事請負契約日程第 六   第四十八号議案  東京都新宿区立戸塚第一小学校及び東京都新宿区立戸塚第一幼稚園給排水衛生冷暖房換気設備改修工事請負契約日程第 七   第四十九号議案  東京都新宿区立淀橋第四小学校及び東京都新宿区立淀橋第四幼稚園内部改修その他工事請負契約日程第 八   第五 十号議案  東京都新宿区立淀橋第四小学校及び東京都新宿区立淀橋第四幼稚園給排水衛生冷暖房換気設備改修工事請負契約日程第 九   第五十一号議案  東京都新宿区立淀橋第四小学校及び東京都新宿区立淀橋第四幼稚園内部電気設備改修工事請負契約日程第 十   第五十二号議案  東京都新宿区立淀橋第七小学校サッシ改修その他工事請負契約日程第十 一  第五十三号議案  東京都新宿区立牛込第二中学校屋内運動場改修工事請負契約日程第十 二  第五十四号議案  東京都新宿区立林芙美子記念館整備工事請負契約日程第十 三  第五十五号議案  東京都新宿区立中央図書館改修工事請負契約日程第十 四  第五十六号議案  東京都新宿区立中央図書館空気調和設備等改修工事請負契約日程第十 五  第五十七号議案  東京都新宿区立落合中学校改築工事請負契約日程第十 六  第五十八号議案  東京都新宿区立落合中学校改築電気設備工事請負契約日程第十 七  第五十九号議案  東京都新宿区立落合中学校改築給排水衛生設備工事請負契約日程第十 八  第六 十号議案  仮称東京新宿区立百人町三丁目公園新設工事請負契約日程第十 九  第六十一号議案  東京都新宿区立白銀公園改造工事請負契約日程第二 十  第六十六号議案  東京都新宿区立落合第六小学校屋内運動場改修工事請負契約日程第二十一  第六十二号議案  学校事故に係る損害賠償請求訴訟事件に関する和解について日程第二十二  第六十四号議案  区分所有建物の買入れについて日程第二十三  第六十五号議案  土地の買入れについて日程第二十四  第四 十号議案  東京都新宿区立高齢者在宅サービスセンター条例の一部を改正する条例日程第二十五  第四十一号議案  東京都新宿区立老人福祉センター条例の一部を改正する条例日程第二十六  第四十二号議案  東京都新宿区動物病院等に関する条例の一部を改正する条例日程第二十七  第四十三号議案  災害に際し応急措置の業務等に従事した者の損害補償に関する条例の一部を改正する条例日程第二十八  第六十三号議案  東京都新宿区道の路線の廃止及び認定について日程第二十九  第四十四号議案  東京都新宿区立学校適正配置等審議会条例の一部を改正する条例日程第三 十  第三十七号議案  平成三年度東京都新宿区一般会計補正予算(第二号)日程第三十一  同意第 一 号  東京都新宿区監査委員選任の同意について日程第三十二  同意第 二 号  東京都新宿区監査委員選任の同意について     ---------------〇-------------          午後二時三分開会・開議 ○議長(木本義正君) ただいまから平成三年第二回東京都新宿区議会定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。 本日の会議録署名議員は、  一  番 山 添   巖  君  四十四番 長谷川 順 一  君の御両君にお願いいたします。 この際、諸般の報告がありますので、次長をして朗読いたさせます。          〔次長朗読〕三新総総第八一五号 平成三年六月十八日                 東京都新宿区長    小 野 田     隆東京都新宿区議会議長  木  本  義  正  殿   平成三年第二回東京都新宿区議会定例会の招集について このことについて、本日別紙写しのとおり告示したので通知します。 (別紙)(写)東京都新宿区告示第一五四号 平成三年第二回東京都新宿区議会定例会を六月二十五日に招集する。 平成三年六月十八日                 東京都新宿区長    小 野 田     隆三新総総第八二九号 平成三年六月十九日                 東京都新宿区長    小 野 田     隆東京都新宿区議会議長  木  本  義  正  殿   議案の送付について 平成三年第二回東京都新宿区議会定例会に提出のため、左記議案を送付いたします。          記一  第三十七号議案  平成三年度東京都新宿区一般会計補正予算(第二号)一  第三十八号議案  東京都新宿区行政委員会の委員及び監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例一  第三十九号議案  東京都新宿区立新宿文化センター条例の一部を改正する条例一  第四 十号議案  東京都新宿区立高齢者在宅サービスセンター条例の一部を改正する条例一  第四十一号議案  東京都新宿区立老人福祉センター条例の一部を改正する条例一  第四十二号議案  東京都新宿区動物病院等に関する条例の一部を改正する条例一  第四十三号議案  災害に際し応急措置の業務等に従事した者の損害補償に関する条例の一部を改正する条例一  第四十四号議案  東京都新宿区立学校適正配置等審議会条例の一部を改正する条例一  第四十五号議案  東京都新宿区立早稲田小学校校庭及び東京都新宿区立早稲田幼稚園園庭整備工事請負契約一  第四十六号議案  東京都新宿区立東戸山小学校サッシ改修その他工事請負契約一  第四十七号議案  東京都新宿区立戸塚第一小学校校舎内部改修その他工事請負契約一  第四十八号議案  東京都新宿区立戸塚第一小学校及び東京都新宿区立戸塚第一幼稚園給排水衛生冷暖房換気設備改修工事請負契約一  第四十九号議案  東京都新宿区立淀橋第四小学校及び東京都新宿区立淀橋第四幼稚園内部改修その他工事請負契約一  第五 十号議案  東京都新宿区立淀橋第四小学校及び東京都新宿区立淀橋第四幼稚園給排水衛生冷暖房換気設備改修工事請負契約一  第五十一号議案  東京都新宿区立淀橋第四小学校及び東京都新宿区立淀橋第四幼稚園内部電気設備改修工事請負契約一  第五十二号議案  東京都新宿区立淀橋第七小学校サッシ改修その他工事請負契約一  第五十三号議案  東京都新宿区立牛込第二中学校屋内運動場改修工事請負契約一  第五十四号議案  東京都新宿区立林芙美子記念館整備工事請負契約一  第五十五号議案  東京都新宿区立中央図書館改修工事請負契約一  第五十六号議案  東京都新宿区立中央図書館空気調和設備等改修工事請負契約一  第五十七号議案  東京都新宿区立落合中学校改築工事請負契約一  第五十八号議案  東京都新宿区立落合中学校改築電気設備工事請負契約一  第五十九号議案  東京都新宿区立落合中学校改築給排水衛生設備工事請負契約一  第六 十号議案  仮称東京新宿区立百人町三丁目公園新設工事請負契約一  第六十一号議案  東京都新宿区立白銀公園改造工事請負契約一  第六十二号議案  学校事故に係る損害賠償請求訴訟事件に関する和解について一  第六十三号議案  東京都新宿区道の路線の廃止及び認定について一  第六十四号議案  区分所有建物の買入れについて一  第六十五号議案  土地の買入れについて一  第六十六号議案  東京都新宿区立落合第六小学校屋内運動場改修工事請負契約一  同意第 一 号  東京都新宿区監査委員選任の同意について一  同意第 二 号  東京都新宿区監査委員選任の同意について三新総総第八九九号 平成三年六月二十四日                 東京都新宿区長    小 野 田     隆東京都新宿区議会議長  木  本  義  正  殿  平成三年中における東京都新宿区議会に説明のため出席させる者の変更について このことについて、平成三年六月一日付人事異動に伴い、下記のとおり変更いたしましたので、通知いたします。          〔以下職名及び氏名の朗読は省略〕〔巻末諸報告の部参照〕     ---------------〇------------- ○議長(木本義正君) この際、会期についてお諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日より七月八日までの十四日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木本義正君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は本日から七月八日までの十四日間と決定いたしました。     ---------------〇------------- ○議長(木本義正君) この際、区長より、区長就任に当たっての所信について発言の申し出がありますので、これを許します。          〔区長小野田 隆君登壇、拍手〕 ◎区長(小野田隆君) 本日、第二回定例区議会の開会に当たり、議会並びに区民の皆様に、区政に対する私の基本姿勢区政運営基本目標について所信の一端を申し上げます。 私は、去る四月二十一日の区長選挙におきまして、多数の区民の方々の温かい御支持をいただき、新たに向こう四年間新宿区長として区政を担うこととなりました。 区長就任以来二カ月が経過し、この間、区民の方々から直接間接的に区政に対するさまざまな御要望に接しました。区民の皆様の区政に対する期待がいかに大きいかを身にしみて感じ、その責任の重大さを痛感いたしております。 本年四月には新都庁舎が開庁いたし、本区が文字どおり新都心としてスタートした意義ある年となり、区民の方々を初め、歴代の区長及び区議会議員並びに関係各位のこれまでのたゆまない努力に対し、深甚なる敬意を表するものであります。 さて、我が国の地方自治制度につきましては、幾多の変遷を経て今日の制度が確立されましたが、地方自治は「地方を治めて、はじめて国を治める」というように、民主主義の根幹であると考えております。 ひるがえって新宿区政を見るとき、「区政は、区民のもの」という原点に立って、清新な区政を担当しなければならないと決意を新たにしている次第であります。 言いかえれば、地方行政は一党一派に偏することなく、同じ地域に住む人々がともに手を携えて、住みよい地域社会をつくること、すなわち区民のための行政を遂行していくことが、区政を担当するものに課せられた責務であると考えております。 私の区政運営基本目標は、昭和六十二年に議会並びに区民の方々の協力を得て策定した二十一世紀を目指した「新宿 ともに生き、集うまち」と題した新宿区基本構想を基本的には継承してまいりますが、これに基づく基本計画につきましては、後期計画に入る平成五年度に向けて見直しを行い、社会情勢の変化に対応した新たな行政需要を積極的に取り入れてまいりたいと考えております。 また、平成三年度を初年度とした「実施計画」につきましては、これまでと同様に緊急に取り組むべき施策について、事業の計画化を図り、平成四年度予算に反映させてまいる所存であります。 このたびの区長選挙を通じて、区民の方々に約束をいたしました主な施策について述べさせていただきます。 まず初めに、「安心して住めるまちづくり」であります。区民の生命や財産を守ることは行政の基本であり、市街地の不燃化を促進し、一方では延焼の防止機能を高めるための公園や道路の整備が肝要であります。多くの人々が住む住宅地にはまだまだ木造家屋の密集した地区もあり、安全で災害に強いまちづくりを強力に進めなくてはならないと考えております。 具体的には、木造賃貸住宅地区整備促進事業、優良再開発建築物整備促進事業、市街地再開発事業などの手法を駆使して、オープン・スペースの確保、細街路の解消などを図りながら、都市機能を高める施策を推進してまいりたいと考えております。 さらに、東京における本区の地位は、新しい都心として、また国際都市としてますます発展が予想され、首都機能の集中化は一層促進されるものと思います。 一方、都市は調和のとれた産業経済の活動の場として、また買物やレジャーなどの場としても重要で、そこに住み働く人々が安心して憩える場所でなくてはなりません。 このような観点から、お年寄りから若い人、また障害を持つ人などすべての人々が安心して、豊かな潤いのある生活がおくれるようなまちづくりが緊要であると考えております。 次に、「高齢化社会への対応」について申し上げます。 すべての高齢者が住みなれた地域で、生き生きと充実した生活が営める社会を創造することが肝要であります。このためにはこれまでの施策を幅広く展開するとともに、本年十月に予定されます「新宿区社会福祉計画推進計画」の策定を待って事業の具現化を図ってまいります。 さらに、だれもが、いつでも、必要に応じた福祉を享受できる仕組みについても、長期的展望に立って検討していきたいと考えております。 さきに厚生省が発表した、我が国の人口変動を見通す「将来人口」によりますと、平成十年には六十五歳以上の老年人口が、十五歳未満の年少人口を上回り、さらに二十一世紀初頭には、世界第一の老人大国になり、超高齢社会の到来が、これまでの予測に比べはるかに加速してくると報告をしております。これは生産年齢人口の減少をもたらし、年金、医療などの社会保障の負担の増大化や、人手不足による経済活動に対する悪影響への警鐘にほかなりません。 こうした状況のもとに、経済成長を維持し、活力を失わない社会を構築していくためには、労働年齢の延長や、女性が出産し育児しながら安心して社会進出ができる環境の整備を推進しなくてはならないと考えております。 私は、その一助として、新たに子供の誕生を祝う事業や、乳幼児の医療費の助成制度を実施することを検討してまいります。 また、引き続き保育月齢の引き下げなど、保育行政の充実を図ってまいりたいと考えております。 次に、「土地の高度利用」について申し上げます。 首都圏における地価高騰は、法規制や金融政策などによって鎮静化したものの、依然として高値安定の状態が続いております。しかも本区における住民基本台帳人口は、この一年間で七千八百七十五人、二・七パーセントの減少を見ており、改めて定住化対策の必要性とその困難性を再認識しております。 このため、さらなる定住化の施策の充実も指摘されているところでありますが、私は新たな視点から、地域特性や住民の意向を配慮しつつ、現行の容積率を土地の評価に見合った容積率に変更し、増えた容積の中に住宅を入れていく施策も検討してみたいと考える次第であります。 昭和六十三年の税制改正によって、相続税の減税が実施されましたものの、現在における税負担はまだまだ重く、財産の相続時には、土地を処分して納税することも多く、やむを得ず本区から離れていく例は枚挙にいとまがありません。 平成四年度に向けての税制改正でも、この相続税の減税が中心となるものと期待しておりますが、区政におきましても、土地対策としてできることを模索しながら、積極的に取り組んでまいるとともに、国や東京都に対して強く要望をしてまいります。 次に、「リサイクル型都市づくり」について申し上げます。 エネルギーや紙の消費量の増大が、地球温暖化や熱帯林の減少の一因となっていると言われ、かけがえのない地球の環境保全が今や世界的な課題となっております。 東京は世界的にも資源エネルギーの大消費都市であって、活発になる都市活動によってますます使い捨て消費スタイルが助長をされていくものと懸念をされております。とりわけゴミの排出量が年々増加の一途をたどっており、中でも区部のゴミ排出量は五年前に比べ二九パーセントの増加となっております。こうしたゴミの増加に清掃工場処理能力が追いつかず、また埋立処分場の容量も飽和状態となっているのが現状であります。 こうした大きい問題を生じている資源・エネルギーの消費や、ゴミ問題を考えるとき、消費自体を極力抑制するとともに、都市の中で有効に再利用される仕組みをつくる必要があると思います。 二十一世紀へ向かって、人類と環境が調和する都市を目指し、住民、企業、行政が一体となって、都市における生産、消費活動の仕組みを変え、環境への負荷を和らげる「リサイクル型都市づくり」に施策の展開を図ってまいりたいと考える次第であります。 次は、教育について申し上げます。 次代を担う児童・生徒がよりよい環境で教育を受けられるよう教育環境の整備が必要であり、私は教育委員会の意思を尊重しつつ、教育施策の充実を図ってまいります。 また、人生八十年時代と言われる長寿社会の今日、各世代を通じて区民一人一人が生涯を通して学習することにより、自己の個性と能力を発揮できる環境の整備、さらには健康で安心できる生活を享受するために、生涯を通じての健康づくりのためのスポーツの場の提供が求められております。 したがいまして、「新宿区生涯学習・スポーツ推進計画」に基づき、すべての区民がライフステージにあった活動ができるよう社会教育の充実にも意を用いてまいります。 さらに、文化に対する施策や国際交流施策につきましては、これまで培われた基盤を尊重しながら、あらゆる機会をとらえ、積極的に推進してまいりたいと考えております。 終わりに、「対話の区政の推進」について申し上げます。 区政の基本は、区民の皆様の多様化する御要望に積極的に取り組み、提起された諸問題に対して、適切な解決のための施策を展開していくことにあります。 したがいまして、私を初め、職員一人一人が区民との「対話」を重視した区政に心がけるとともに、コミュニティの醸成にも意を用いてまいります。 さらに、区政の運営に当たっては、地方自治の本旨に則り、「最少の経費で、最大の効果」を私たち行政に携わる者の責務として、費用対効果を見ながら、事業の執行に当たってまいる所存であります。 以上、私が向こう四年間、区政を担当するに当たっての基本的な問題に絞りまして申し上げてまいりましたが、二十一世紀を目前にした今日、山積する諸問題に対して、新しい発想のもとに血の通った区政と愛情溢れるまちづくりのため、重大な使命を深く自覚し、区民の負託に応えてまいる所存であります。 何とぞ、議会並びに区民の皆様の深い御理解と御協力を心からお願いを申し上げ、区長就任のごあいさつといたします。(拍手) ○議長(木本義正君) 以上をもって区長の発言は終わりました。     ---------------〇------------- ○議長(木本義正君) この際、日程の順序変更についてお諮りいたします。 日程第三十一及び第三十二を日程第一の前にその順序を変更いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木本義正君) 御異議なしと認めます。 よって、日程第三十一及び第三十二を日程第一の前にその順序を変更することに決定いたしました。     ---------------〇------------- ○議長(木本義正君) これより本日の日程に入ります。 最初に、日程第三十一を議題に供します。          〔次長議題朗読〕      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △同意第一号  東京都新宿区監査委員選任の同意について           〔巻末議案の部参照〕      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(木本義正君) なお、議案につきましてはお手元に配付してありますので、朗読は省略いたします。 提出者の説明を求めます。          〔区長小野田 隆君登壇〕 ◎区長(小野田隆君) ただいま上程に相なりました同意第一号の東京都新宿区監査委員選任の同意について御説明申し上げます。 本件につきましては、地方自治法第百九十六条第一項の規定に基づき、議員のうちから選任する本区監査委員として川口孝七氏を選任申し上げたいと存じます。 同氏は、人格識見ともにすぐれ、長年にわたり本区区議会議員として活躍され、地方自治行政の各方面に精通されておりますことは、議員各位におかれましても十分御承知のことと存じます。 ついては、本区監査委員としてまことに適任者と考え、御推薦申し上げる次第でございます。 何とぞ御同意賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(木本義正君) 以上をもって説明は終わりました。 これより討論に入ります。 通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、三十六番雨宮武彦君。          〔三十六番雨宮武彦君登壇、拍手〕 ◆三十六番(雨宮武彦君) 私は日本共産党新宿区議会議員団を代表し、ただいま議題に供されております同意第一号東京都新宿区監査委員選任の同意に反対し、その理由を述べさせていただきます。 監査委員については、本年四月より施行された改正地方自治法により、その権限が拡大強化されるとともに、その職務を遂行するに当たっての公正不偏の態度の保持が厳しく求められたところであります。 すなわち第百九十九条第二項において、監査委員は必要があると認めるときは、普通地方公共団体の事務の執行について監査できるものとされ、監査委員の監査は、従来原則として財務監査とされていたものが、いわゆる行政監査にも拡大されることになりました。 また、百九十八条の三が新たに設けられ、そこでは監査委員は、その職務の遂行に当たっては常に公正不偏の態度を保持して監査をしなければならないこと。また監査委員は、職務上知りえた秘密を洩らしてはならない。その職を退いた後も同様とすることが規定されたのであります。 地方自治法は既に百九十八条の二において、「普通地方公共団体の長又は副知事若しくは助役と親子、夫婦又は兄弟姉妹の関係にある者は、監査委員となることができない」、「監査委員は、前項に規定する関係が生じたときは、その職を失う」とし、親族の就職禁止を規定しています。 これは監査される側と、監査する側とのなれ合いを客観的に排除し、厳正公平な監査機能を担保するために明記されているものであります。 我が党は、この立場から、これまで監査委員の選任に当たっては、区長の選挙の際に区長を推薦し、応援した会派や、政党の中から選ぶことは、地方自治法の精神を正しく受けとめるものではないことを厳しく指摘し、そのような選任には反対してきたところであります。 今回の自治法改正によって、そのような法の精神はより厳格になったのであります。 私は、ただいま同意を求められております川口孝七氏の人格並びに識見について云々するものではありません。しかし、同氏が小野田区政の与党の会派に所属するとともに、本年四月に行われた区長選挙において、小野田区長を応援してきた経緯からしても、今回の選任が法の精神に照らして的確でないことは明らかであります。 我が党は、これまでも監査委員については、常任監査委員を設置するなど、その体制を強化するとともに、公選制とすべきであることを主張してまいりました。今回の地方自治法改正により、識見を有する者のうちから選任される監査委員のうち、一人以上は常勤とすることが義務づけられたことは、我が党の主張の正当性を裏づけるものであります。 私は、区長が常勤化の措置を速やかに講ずることを要求するとともに、法の精神に則った監査委員の選任を行うべきことを改めて主張し討論を終わります。(拍手) ○議長(木本義正君) 次に、十番笹本弘子君。          〔十番笹本弘子君登壇、拍手〕 ◆十番(笹本弘子君) 私は日本社会党新宿区議会議員団を代表いたしまして、ただいま上程されております同意第一号東京都新宿区監査委員選任の同意についてに反対し、その理由を述べさせていただきます。 監査委員制度については、このたびの地方自治の改正によって、その権限を拡大強化するとの見地から、大変重要な幾つかの変更が加えられました。 すなわち議員以外から選出される監査委員については、今まで以上に高潔な人格と専門的な識見が要求され、しかも二十五万人以上の市にあっては、そのうち一人以上は常勤としなければならないとされています。 その職務権限についても、従来原則として財務監査とされていた対象を、今後は行政監査にまで拡大することが可能となり、同時に一定の条件付きながら、機関委任事務や公の施設の管理を受託している団体の出納や事務についても監査できるようになっております。 また、職務を遂行するに当たっては、公正不偏の態度を保持することが求められる反面、その身分については意に反して軽々しく罷免されることのないように、二重三重の保護規定が設けられたのであります。 このような新たな法体系のもとで行われる今回の監査委員の選任に当たっては、当然のことでありますが、地方自治法第百九十八条の二で述べられているところの、監査する側と監査される側のなれ合いを許さないという規定を、今まで以上に厳密に適用させなければならないと思うわけです。新しい自治法はそれを求めているのです。 しかるに、ただいま同意を求められております川口孝七氏は、さきの区長選において、提案者であります小野田区長を積極的に支援し、その当選に寄与をした一人であります。新議会においても、小野田区長を支える与党の会派に属する議員でもあります。 したがって、先ほど述べましたいささかの馴れ合い監査も排除し、厳格かつ公正な監査機能を確保するという法の精神に照らして見るならば、この同意案件は全く不適当であると言わざるを得ません。 我が党は、年来主張しておりますように、区の監査委員は公選制とするべきであること。また、改正された自治法の求めるところに応じて常勤の監査委員を一日も早く配置することを強く求め、私の反対討論といたします。(拍手) ○議長(木本義正君) 以上をもって討論は終わりました。 これより起立によって採決いたします。 同意第一号の原案に賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(木本義正君) 起立多数と認めます。よって、同意第一号は原案のとおり同意することに決定いたしました。     ---------------〇------------- ○議長(木本義正君) 次に、日程第三十二を議題に供します。          〔次長議題朗読〕      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    △同意第二号  東京都新宿区監査委員選任の同意について           〔巻末議案の部参照〕      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(木本義正君) なお、議案につきましてはお手元に配付いたしてありますので、朗読は省略いたします。 提出者の説明を求めます。          〔区長小野田 隆君登壇〕 ◎区長(小野田隆君) ただいま上程に相なりました同意第二号の東京都新宿区監査委員選任の同意について御説明申し上げます。 本件につきましては、地方自治法第百九十六条第一項の規定に基づき、議員のうちから選任する本区監査委員として長森孝吉氏を選任申し上げたいと存じます。 同氏は、人格識見ともにすぐれ、長年にわたり本区区議会議員として活躍され、地方自治行政の各方面に精通されておりますことは、議員各位におかれましても十分御承知のことと存じます。 つきましては、本区監査委員としてまことに適任者と考え、御推薦申し上げる次第であります。 何とぞ御同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木本義正君) 以上をもって説明は終わりました。 これより討論に入ります。 通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、三十四番笠井つや子君。          〔三十四番笠井つや子君登壇、拍手〕 ◆三十四番(笠井つや子君) 私は日本共産党新宿区議会議員団を代表し、ただいま議題に供されております同意第二号東京都新宿区監査委員選任の同意に反対いたします。 同意第一号と同趣旨ではございますが、その理由を述べさせていただきます。 監査委員については、本年四月施行された改正地方自治法により、その権限が拡大されるとともに、その職務を遂行するに当たっての公正不偏の態度の保持が厳しく求められたところです。 地方自治法の第百九十九条第二項において、監査委員は、必要があると認めるときは、普通地方公共団体の事務の執行について監査できるものとされ、監査委員の監査は、従来原則として財務監査とされていたものが、行政監査にも拡大されることになりました。 また、百九十八条の三が新たに設けられ、そこでは監査委員は、その職務の遂行に当たっては、常に公正不偏の態度を保持して監査をしなければならないこと。また監査委員は、職務上知りえた秘密を洩らしてはならない。その職を退いた後も同様とすることが規定されております。 地方自治法は既に百九十八条の二において、「普通地方公共団体の長又は副知事若しくは助役と親子、夫婦又は兄弟姉妹の関係にある者は、監査委員となることができない。監査委員は、前項に規定する関係が生じたときは、その職を失う」とし、親族の就職禁止を規定しています。 これは監査される側と、監査する側とのなれ合いを客観的に排除し、厳正公平な監査機能を担保するために明記されているものでございます。 我が党は、この立場から、これまで監査委員の選任に当たっては、区長選挙の際に区長を推薦し、応援した会派や政党の中から選ぶことは、地方自治法の精神を正しく受けとめるものではないことを厳しく指摘をし、そのような選任には反対してきました。 今回の自治法改正によって、そのような法の精神はより厳格になったのでございます。 私は、ただいま同意を求められております長森孝吉氏の人格や識見について云々するものではありません。しかし、同氏が小野田区政の与党の会派に所属をするとともに、ことし四月に行われた区長選挙の際、小野田区長を応援してきた経緯からしても、今回の選任が法の精神に照らして的確でないことは明らかでございます。 私ども日本共産党は、これまでも監査委員については、常任監査委員を設置するなど、その体制を強化するとともに、公選制とすべきであることを主張してまいりました。今回の地方自治法改正により、識見を有する者のうちから選任される監査委員のうち、一人以上は常勤とすることが義務づけられたことは、我が党の主張の正当性を裏づけるものでございます。 私は、区長が常勤化の措置を速やかに講ずることを要求するとともに、法の精神に則った監査委員の選任を行うべきことを改めて主張し討論を終わります。(拍手) ○議長(木本義正君) 次に、十番笹本弘子君。 ◆十番(笹本弘子君) 自席より発言させていただきます。 ただいま上程されております同意第二号東京都新宿区監査委員の同意につきまして反対いたします。 長森孝吉氏の人格、識見を云々するわけではありませんが、同意第一号の際に申し上げました理由により、反対を表明いたします。(拍手) ○議長(木本義正君) 以上をもって討論は終わりました。 これより起立によって採決いたします。 同意第二号の原案に賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(木本義正君) 起立多数と認めます。よって、同意第二号は原案のとおり同意することに決定いたしました。 お諮りいたします。 本日の会議は、議事進行の都合上この程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木本義正君) 御異議なしと認めます。よって、本日の会議はこれをもって延会することに決定いたしました。 次の本会議は六月二十八日午後二時から開きます。ただいまここに御出席の方々には改めて通知いたしませんから御了承願います。 本日はこれをもって散会いたします。          午後二時四十四分散会                  議  長    木   本   義   正                  議  員    山   添       巖                  議  員    長 谷 川   順   一...